【朝5時半起きの習慣で、人生はうまくいく!】医師が教える医学的早起き!

今回は、医学博士の遠藤拓郎先生の著書、「朝5時半起きの習慣で、人生はうまくいく!」をご紹介します。

目次

ザックリまとめ

どんな人が読むべき?

  • 早起きしたいが、朝が辛すぎる
  • 医学的根拠がないとやる気になれない

本から何が学べる?

  • 体に負担をかけずに、早起きする方法

どう活かす?

  • 人体の仕組みを理解して、無理せずに早起きを継続する
  • 朝時間を活用して、好きな事をする

著者プロフィール

遠藤拓郎(えんどうたくろう)

医学博士。睡眠医療認定医。精神保健指定医。
テレビ出演も多数。主な著書は「4時間半熟眠法」「6分半で眠れる!快眠セラピーCDブック」がある。

結論

5時半に起き、朝日を浴びる

これが、無理せず早起きするための答えです。

理由を見ていきましょう。

朝日の効果

朝日を浴びる理由には、大きく以下の3点があります。

①体内時計の調節

地球の1日24時間に対して、人体の体内時計は1日25時間です。
太陽光のように強い光は、時計遺伝子に作用することが医学的に判明していて、
朝日を浴びることで、ズレを修正して地球の時間に合わせることができます。

体内時計の調節によって、朝から活動的でいられるようになります。

②メラトニンの調節

メラトニンとは、眠気をコントロールするホルモンです。
海外ではサプリメント、日本では医薬品にもなっています。

STEP
メラトニンは夜になるほど分泌が増える

大体21時以降に顕著です

STEP
メラトニンがある程度の量に達すると、眠気が出てくる

夜になると眠くなるのは当たり前ですが、メラトニンの効果なのです。

STEP
朝日を浴びると、メラトニンが減る

太陽光のような強い光には、メラトニンを減らす効果があります。
メラトニンが減れば眠気が消えるワケですから、朝日を浴びることで、スッキリ起きることができます。

③ストレス改善

強い光、特に朝の時間帯に浴びることによって、ストレス軽減効果があることが証明されています。

うつ病患者さんに朝日を照射することで、症状が緩和されることを期待する「光療法」も存在します。

5時半の理由

朝日がすごいのは分かったけど、5時半なのはなんで?

5時半起きを推奨している理由も、大きく2つあります。

①日の出時間

地域や季節によって、日の出時間は違います。
特に秋〜冬にかけては日の出が遅く、早起きの難易度が上がります。

その対策として「履歴効果」を利用します。

多くの地域では、1年のうち春〜夏にかけての半年程度は、5時半には日の出が始まります。

つまり5時半というのは、履歴効果を利用する場合の、最速起床時刻なのです!

②コルチゾール

ホルモンの一種で、さまざまな働きがあります。
その中でも本書で注目されていたのは、血糖上昇作用です。

コルチゾールは3時頃から分泌量が増え、朝方にかけてピークを迎えます。
その効果で血糖値が上がってくるのが、5時半〜8時半と言われています。

例えば、昼頃に起きてしまうと、
コルチゾールレベルが下がってしまって、血糖値も低いため
目が覚めてもだるさが残ってしまうわけです

また、コルチゾール由来の血糖値上昇は、10時頃には切れてしまいます。

午前中バリバリ活動したい方は、しっかり朝食をとり、
10時以降のエネルギーを確保しておきましょう!

話が逸れたな

つまり5時半というのは、ホルモンレベルで考えても、無理のない最速起床時間なのです!

食事・運動の影響

遠藤先生によれば、食事や運動にも、早起きに影響する要因があると言います。
ただし、影響する割合は「光9割、食事・運動1割」とも言っています。

もっと楽に早起きしたい!早起きを極めたい!

という方以外は、まずは朝日を浴びるだけでも十分すぎるほど効果が得られるでしょう。

俺はこまめなプロテイン摂取で体内時計を早め、
朝の筋トレによって、覚醒モードに入っているぞ

夜の過ごし方

寝る前にテレビやパソコン、スマホなどの光を浴びると眠れなくなる話は有名です。

日没後に光を浴びることで、体内時計が遅くなり、眠気が出なくなります。

人間の体内時計は25時間で、もともと地球の24時間よりも長いので、
体内時計を遅くする方向には、室内光程度の光(少ないエネルギー)でも十分です。

そこで、夜は間接照明を利用しなるべく光を浴びないようにする
また、スマホなどは出来るだけ暗くするのがオススメです!

おわりに

最初にもあるように、結論は「5時半に起きて朝日を浴びる」です。
人間の仕組みついて知ることで、体に無理なく、楽に早起きを継続しましょう!

本書では、他にも睡眠の質を上げる方法や、オススメのマットレスなども紹介されています。
睡眠を極めたい方は是非。

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